甘酸っぱい何とも言えない感情を呼び覚ます大好評「コイビト目線」。クラスメイト特有のオーラを出し、ある瞬間にふと恋に落ちる要素を持つ、美咲奈緒。その強い眼差しに、思わず視線をそらしそうになるほど、ドキドキします。



　
　もう10ヶ月近く経とうとしています。
　

　
　私の様なオッサンには、只の季節の変化に過ぎませんが
　

　
　少女の髪が乾いた後は、
　カタストロフィが待ってました。
　
　

　
　
　前回も、所謂コイビト目線の定義を打ち破った美咲さん。
　


　
　今回も、やってくれました。
　
　
　
　目線を外すと言う、この作品においてタブーとも言える手法。
　
　
　
　しかし、全て意味があるのです。
　
　それも抑揚をつける為だけでなく、伏線としての演技。
　
　いつの間にか見ているコッチが、引き込まれて目線をそらせなくなっています。
　
　


　
　美咲さんは、現在中学3年生。
　変化の季節、春先の教室。
　

　
　残り少ないモラトリアムを実感している、その顔は
　


　
　実際、同級生男子の大分先を行っている模様。
　

　
　そんな、大人びて透明感のある少女は
　

　
　淋しげに、美しく笑う。　
　
　




　
　それでも、時に素直な部分を見せてくれる。
　

　
　そう、特別な人にだけ。
　
　
　
　自然な動きの中に“リアル”を見出した、前回。
　
　演技で固められた“リアル”な、今回。
　


　
　飽く事のない、濃縮された20分間。
　演劇部部員の名に恥じない作品となっております。